KUCCIE(クッキー)が目指すもの
二人に一人ががんにかかる現代、
がんに関する正しい情報を市民に提供することは、
私たち専門家に求められる重要な責務です。
特に近年は、インターネットの検索エンジンのみならず、YouTubeやTikTok等の動画プラットフォーム、X(旧Twitter)やInstagram、Facebook等のSNS、さらにはChatGPT等の生成AIなどを通してがん関連情報を収集する方々も多く、年々その情報源は多様化しています。
一方で、それらのデジタル環境には危険な誤情報が非常に多く、
中には、インターネットやSNSで見た情報を信じて健康を害したり、
がんの標準治療を受ける機会を失ったりする方も少なくありません。
このような状況において、医師は医療機関で患者さんに治療を提供するだけでなく、
医療機関の外に向けて積極的に情報発信し、
市民の皆さまを適切な医療に導くことが求められると私たちは考えています。
京都がん・消化器疾患ネットワーク(KUCCIE:クッキー)は、
京都大学消化管外科の医師が中心となって、
がんの市民啓発と後進の教育を目指す取り組みです。
京都を拠点として、一般市民公開講座の開催や、
デジタルプラットフォームにおける情報発信・コンテンツ作成を行うことで、
がんに関する啓発・教育を行ってまいります。
京都大学消化管外科の標語は、
『すべては患者さんの笑顔のために』です。
いま病気で悩んでいる方も、そうでない方も、
皆さまが「笑顔」でいられる未来を、私たちは目指しています。
活動内容
市民公開講座・イベント開催
食道がん・胃がん・大腸がんといった消化管のがんや、消化器の病気を正しく理解していただくための啓発活動に取り組んでいます。医療を病院の中だけのものにせず、地域の皆さまの暮らしに近い場所で伝えたいという想いから、お子さまから大人まで、ご家族みんなで楽しみながら医療がんについて学べるイベントを定期的に開催しています。
医師スキルアップセミナー開催
医師や医学生の皆さまを対象としたスキルアップセミナーを継続的に開催しています。
外科治療の最前線で求められる手術手技や、日進月歩で進化する最新の医学的知見、医師がキャリアを歩む上で必要となる幅広い知識を共有する場を設け、地域全体の医療水準を底上げすることを使命としています。
私たちが現場で培った経験や専門的なスキルを次世代の医師・学生たちに継承することは、将来的に一人でも多くの患者さんに最善の医療を届けるための重要な活動であると考えています。
がん情報コンテンツの作成
私たちは、がんに関する信頼できる知識をいつでも確認できるよう、デジタルパンフレットやSNSなどのコンテンツ制作に力を入れています。難解になりがちな医学情報を、図解や平易な言葉を用いて、誰でも直感的に理解できるよう工夫して発信しています。
これらはスマートフォン等で手軽に閲覧できるため、不安を感じた際にすぐ信頼できる情報にアクセス可能です。
「難しそう」というハードルを下げ、正しい知識を日常の安心に変えること。
一人ひとりが納得して治療や予防を選択できるよう、私たちは情報の面からも皆さまの健やかな毎日を支え続けます。
プロジェクトへの寄付・協賛
医療現場から一歩踏み出し、社会全体へ正しい情報を届ける活動には、
継続的な支援の輪が不可欠です。
皆さまからお寄せいただいたご寄付は、
正確な医療コンテンツの制作や、市民公開講座の運営、
そして次世代を担う医療者の教育に活用させていただきます。
溢れる情報に惑わされず、誰もが最善の治療を選択できる社会へ。
この活動が広がることは、いま病に立ち向かう方はもちろん、
皆さまの大切な人が「笑顔」でいられる未来を創ることに繋がります。
「すべては患者さんの笑顔のために」。
私たちの挑戦を支えるパートナーとして、温かなご支援を心よりお願い申し上げます。